人材

TMJ Japanでは様々な分野において翻訳・通訳サービス供を提供していますが、その中の一つとして、「人材業界」向けにもサービスを提供しております。
具体的に人材業界の中でどのような翻訳・通訳業務が発生するかにつき、以下で概説いたします。

人材業界と一口で言っても、様々な種類やビジネスモデルが存在し、働き方も多岐に渡ります。一般的には【人材採用】を起点に考えるビジネスの事をいい、「求人広告」「人材紹介」「人材派遣」「請負(アウトソーシング・RPO等)」の4分野で形成されております。

尚、昨今人材業界に類似するHR業界という言葉をよく耳にしますが、これは企業の人事部門を指し、採用から教育育成・給与社保・労務・制度、これからの業務ツールを総称しています。以下では【人材業界】にフォーカスいたします。

人材業界の分類

①求人広告

②人材派遣

③人材紹介

④請負

(アウトソーシング・RPO等)

①求人広告

採用を希望する企業の求人情報を、WEBまたは紙面等のメディアに掲載し、求職者へ情報提供するサービスです。企業の採用成功の是非に関わらず課金される広告掲載型が主流ですが、採用成功によって課金される成功報酬型のサービスも台頭してきています。

②人材派遣

派遣会社(派遣元)に登録している求職者を、企業(派遣先)へ派遣するサービスです。派遣形態としては、定められた期間にて業務を行う一般派遣と、社員登用を予定した紹介予定派遣の2種類が存在します。また対象職種としても、「専門26業種」といった特別な技量・スキルを有する職種や、事務・現場作業などの非専門職種まで幅広く対象とされています。

③人材紹介

求職者と企業との仲介を行い、双方のマッチングを成功させるサービスです。登録する転職希望者を紹介する登録型と、企業の採用ニーズによって転職活動を行っていない方も含めアプローチしていくサーチ型に分かれ、ポジションの専門性や経営者・上級管理職か否かなどによって使い方が分けられます。

④請負(アウトソーシング・RPO等)

対象企業の事業戦略を遂行する上で、同企業にはない専門的技術・ノウハウを提供する目的で、事業・部署・チーム単位での業務を請負うサービスです。具体亭としては、システム開発プロジェクトの開発工程を丸ごと受託したり、採用スペシャリストが委託を受ける会社の採用担当者として採用活動を行うケールなどがあります。

各分野の主要プレイヤー

求人広告マイナビ(マイナビバイト/マイナビ転職)、リクルートキャリア(TOWNWORK/From A Navi/リクナビNEXT)、キャリアデザインセンター(type)、エン・ジャパン(エン転職)、パーソルキャリア(an/LINEバイト)
人材派遣【日系】リクルートスタッフィング、パソナ、マイナビワークス、パーソルテンプスタッフ
【外資系】アデコ、ランスタッド、マンパワーグループ
人材紹介【日系】リクルートキャリア、パソナ、マイナビ、パーソルキャリア、JAC
【外資系】アデコ、ランスタッド、ロバートウォルターズ、ヘイズ、エンワールド
請負リクルート、パーソル、パソナ、アウトソーシング、ベルシステム24、トランス・コスモス、テクノプロ・ホールディングス、ワールドホールディングス、メイテック

人材業界の4分類の中で、最も売上高が大きいのは人材派遣業です。WEC 2018年度版の「Economic Report」よると、世界の人材サービス業の売上高4,910億€のうち、人材派遣業の売上高が3,500億€と、実に70%を超えています。世界の人材サービス会社売上高トップ3のアデコ(Adecco)、ランスタッド(Randstad)、マンパワー(Manpower)も、全て人材派遣業がメイン事業という点から見ても、人材派遣業の成長が人材業界全体の成長に大きな影響を与えている事がよく分かります。

日本の人材会社ではリクルート、パーソル、パソナの3社が世界の人材会社売上高トップ10にランクインしています。中でも、リクルートは2015年以降の各社株価推移(以下)を見ても、2020年のパンデミック直後は大きく衰退しているものの、直近ではパンデミック前の最高水準まで回復してきている事が分かります。対して、パーソルはパンデミック以前の水準まで戻りきっていない事が分かります。

日本大手人材会社の株価推移(2015年以降)

リクルートホールディングス

パーソルホールディングス

この2社の違いには「海外企業買収による売上比率の変化」と「事業の多角化」が影響していると推察できます。
リクルートはUSG People・Chandler Macleod Group・Peoplebank Holdingsなどの世界の大手人材派遣会社に加え、Indeed・Glassdoorといった世界でも名だたるHRテクノロジー企業を買収する事で、海外売上比率は50%に迫り(2019年3月期決算情報)、テクノロジー領域への事業拡大によって景気変動に極めて強い企業体質を作り出すことに成功しています。
対照的に、パーソルはKelly、Capita、Programmed Maintenance Servicesなどの大手人材サービスとの資本提携・企業買収は行っているものの、海外売上比率は約30%(2019年3月期決算情報)であり、事業の多角化は日本のみに留まっている点が挙げられます。
このように人材業界にとってグローバル展開と事業の多角化は不可欠であり、海外への情報発信や連携、コミュニケーションの促進は事業の生命線と言えます。

人材業界における翻訳/通訳ニーズ

前述の通り、日本企業の海外進出、あるいは海外企業の買収による事業成長は不可欠であり、多くの会社が海外展開を行っております。
また人材紹介、人材派遣に関しては外資系のプレイヤーも多く、上席者や同僚・コンサルタントに外国籍人材がいるケースも多く、同僚・コンサルタントとしてまたAPACやグローバルとの会議は日常茶飯事です。
そのため、以下のような翻訳/通訳ニーズを頂戴するケースがございます。

翻訳事例

  • お客様、メディア向けのマーケットレポート翻訳
  • 海外人材会社のM&Aに係るピッチブック、デューデリジェンスなどの資料翻訳
  • グローバルにて社内規定、トレーニングプログラムを統一するための、マニュアル・動画字幕の翻訳
  • 国を跨いでの採用募集内容、求人票(Job Description)

通訳事例

  • 海外拠点や国内外の企業を対象にしたウェビナー同時通訳
  • 海外人材会社のM&Aに係る同時通訳
  • 海外企業買収後のPMI時のリモート会議通訳
  • 拠点を跨いだ社内グローバル会議通訳
  • 外国籍面接官との面接における逐次通訳
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