1つは「iFLYTEK Smart Translator」という60言語対応の音声翻訳機で、もう1つは「iFLYTEK Smart Dictionary Pen」というペン型英語辞書です。特に音声翻訳機は観光や海外旅行でのコミュニケーションに大変役立ちそうです。
「iFLYTEK」という母企業は、中国で1999年に設立。中国のAI業界のリーダーとしての地位を確立しており、2016年から2023年の間に「CHiME」という音声認識の国際コンペティションで4度の世界一に輝いています。
この度発表された2つの製品は、同社の先進的な音声認識技術を活かしており、「iFLYTEK Smart Translator」は約60言語の音声と約50言語のカメラ翻訳に対応。さらに、高度な雑音除去技術が取り入れられており、雑音が多い場所でも確実に翻訳できるとされています。
全画面翻訳や特定箇所のみの翻訳、さらにはタッチなしの音声翻訳も特徴です。価格は5万5900円(税込み)。
次に、「iFLYTEK Smart Dictionary Pen」は、文章の中の英語の単語をペンでなぞるだけで翻訳する機能を持つ電子辞書。
スマホや他の電子辞書よりも5〜6倍早く単語を検索できるとされており、学習を効率的に行えるという。また、音声合成技術も搭載し、正確な発音で文章を読み上げる機能や、AIを使った発音評価も可能。価格は2万4900円(税込み)。
販売は、「iFLYTEK JAPAN AI SOLUTIONS」が提携するキャノンマーケティングジャパンが国内で行い、全国の大手家電量販店やオンラインショップでの取り扱いが予定されています。