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コロナ禍で急増した「リモート通訳」について

TMJ JAPAN(以下TMJ)で提供させていただいている翻訳・通訳サービスの中でも、コロナ禍の影響により爆発的に伸びた、伸びざるを得なかった分野がリモート通訳です。

今回はリモート通訳の現状と利点、および今後に向けた課題についてご紹介します。

様々なビジネスシーンのオンライン化が進む中で、各種の会議やトレーニング、ウェビナー等をリモートで開催する場面は増えているかと思います。通訳者の参加もリモートでという案件はコロナ禍以来急増しており、当初は企業・通訳者双方とも慣れない部分が多く手探り状態でした。約1年半の試行錯誤を重ねる中でメリットや課題がかなりよく見えてきました。

リモートで通訳を行うことには、企業・通訳者の双方にとってメリットがあります。

通訳者は通訳開始時間にツールへ接続し会議に参加、終了すれば退出するだけですので、会議場所への移動や待機などの時間と労力は不要となります。企業にとっては通訳者の手配や段取りが格段にシンプルな工程となりますし、現場での通訳であれば発生することになる交通費・宿泊費等もご負担いただく必要がないため、コスト削減に繋がります。

海外支社や海外の顧客との会議を行う場合であれば、リモート通訳サービスを利用するメリットはさらに大きなものとなります。通訳が現地に同行すれば移動費や宿泊費でこれまで数十万円単位の経費を要していたところを、時差の関係で夜間割増料金になる場合等を除けば基本的に通常の通訳業務と変わらない費用で対応できます。従来であれば通訳者の手配が難しかったような緊急会議にも対応可能です。

移動の必要がなく、地理的制約に囚われずに通訳者をアサイン可能であることは、各業務に対して最適な通訳者を選定する上でも大きなメリットだと言えます。例えば、ある分野に精通した通訳者が遠方に居住しているといったように、スケジュールやコストの都合で実現が難しかったようなアサインもリモートなら容易となります。

一方で、現時点ではリモート通訳にとって課題となっている部分も存在します。一つはどうしてもリモートでのコミュニケーションはツールや環境に左右されてしまう点です。これまでTMJで対応させていただいた案件の中では、通訳者の通信環境が業務に支障をきたしたという例はほとんどありませんが、やはり通信の切断や遅延のリスクが常に伴います。

また通訳者にとっては、実際の現場と比較すると、リモートでは通訳業務自体がやや困難となることは否めません。通訳者は単に発話内容だけでなく、発話者の表情やジェスチャー、その他様々な周辺情報も通訳を行う上でのインプットとして利用している場合があります。モニター越しではどうしても得られる情報が少なくなり、通訳の精度に影響することも無いとは言えません。

TMJで登録しているプロの通訳者の皆さんは、コロナ禍以来それぞれが通訳業界の新たな仕事様式に適応し、環境面も含めてリモート通訳に対応できる体制を整えています。無線よりも通信の安定する有線接続を使用している方も多く、またセキュリティー面でも万が一の事態がないように機密を確保できるリモート通訳体制を取っています。 リモートでの業務には利点も課題もありますが、利便性の方が上回る部分が大きいと感じられている方が多いのではないでしょうか。今後コロナ禍が落ち着けば、ある程度は以前の業務形態に戻る部分もあるとしても、現在リモートで実施されている会議の7割程度はこのままリモートで続けられていくのではないかというのが我々の想定です。すでに多数のリモート通訳案件を経験していますが、今後も需要はさらに伸びていく可能性が高いと考えております。

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