ゲーム翻訳とは?世界で受け入れられる理由と手法
翻訳会社・通訳会社のTMJ JAPAN
ネットで検索するだけで誰でも手軽に使えるようになってきた機械翻訳。有料・無料など様々なツールがあり、どのような用途で使うことができるのでしょうか。今回は機械ツールについて、メリット・デメリットやプロ翻訳者との比較など詳細に解説しています。
目次
機械に言語を認識させて違う言語に自動で翻訳をするという、まさにその名の通りとも言えるかもしれません。これまで翻訳者(人)が翻訳をする事が当たり前でしたが、技術の発展などの影響で機械翻訳が生まれました。
その考えの起源は1940年代後半とも言われており、その実現や精度は別にすると古くから着想されていた技術とも言えるでしょう。
現代では無料で簡単に使えるものから、無料版より精度が高い有料版などネットを検索するだけで簡単に様々なツールを見つける事もできます。
機械翻訳による訳文が生身の翻訳者による訳文にはまだ及ばないことも事実ではありますが、ここ数年での精度の向上には眼を見張るものがあります。
自動翻訳ツールはウェブ上での利用に加えて、スマホアプリとして実装されるものも増えてきています。
翻訳会社等に依頼をすると、成果物となって戻ってくるまでにはどうしても一定の日数が必要となります。機械翻訳であれば、ツールに入力をするだけですぐに翻訳された文書を確認する事が可能です。早さと同様に翻訳会社等に依頼する事に比べて手軽くできる点もメリットと言えるでしょう。
有料のツールもありますが、Google翻訳に代表されるような無料ツールもあります。どこかに依頼する場合は、少なからず費用がかかるはずです。使い方によっては非常に有効な手段になるのではないでしょうか。
年々、精度が上がってきているとは言え、機械翻訳の精度にはまだ限界があると言えるでしょう。例えば、ただ直訳するだけでなく、その国に合わせた訳文を作る(ローカライズ)ことは難しいなどです。翻訳会社では対象国のネイティブな人材のチェックを入れる(ネイティブチェック)など、対象国の文化にも対応する精度の高さがあります。
外部に情報が漏れてはいけない書類など、機械翻訳で行うには不安が残ると言わざるを得ません。特に無料ツールを使って機密文書の翻訳は難しいでしょう。そういったケースでは、翻訳会社など実績のあるところに依頼することが一般的と言えます。
提案書やWebサイトの情報などは文面には表れない背景・意味が含まれている内容が多い(意訳性が高い)ため、機械翻訳はあまりお勧め出来ないかもしれません。今後技術の進歩が著しく伸びた場合などは変わってくるかもしれませんが、難易度によってはプロの翻訳者に依頼した方がベターでしょう。
最も広く用いられており、一般ユーザーにも身近な存在だと言えるのはやはりGoogle翻訳ではないかと思います。Googleの持つ膨大なデータベースを活用し、幅広くオールマイティーな自動翻訳が可能です。
全133言語という圧倒的な対応言語数に加えて、アプリ版では写真翻訳や会話翻訳、手書き翻訳など様々な機能も充実しています。
これに対し、より専門的な作業に適していると言えるのがDeepL翻訳です。
対応言語数は31言語とGoogleには及びませんが、使い勝手の良いシンプルさや、翻訳スピード、精度の高さなどが特徴的です。
特に医学やビジネスなど専門的な分野の翻訳に関しては、より精度が高く正確であるという印象です。
翻訳会社の業務の中でも、短納期で急ぎの対応を希望される案件などであれば顧客と合意の上で機械翻訳を活用するケースもありますが、使用する翻訳エンジンは一般公開されているものとは少々異なります。
TMJ JAPANでは翻訳エンジンとプロライセンス契約を交わし、より機密性の高い形で機械翻訳を利用しています。プロライセンスの場合、翻訳エンジンに入力した文書は訳文の精度向上などを目的とした利用のため送信されることもなく、厳密なセキュリティが保護されます。
また、翻訳業務に利用するCAT(翻訳支援)ツールの一機能として機械翻訳が実装されるケースも増えています。あるいは、複数の翻訳エンジンによる例訳にレーティングを付けてより正確な訳文を選択可能とするツールなど、プロの翻訳者の作業をサポートする環境として様々な形で機械翻訳が採り入れられています。
もちろん現状では機械翻訳にかけた文書を、そのままビジネスの現場での使用に耐えるものではありません。質の高い訳文として仕上げるためには、ポストエディットと呼ばれる修正作業やレビューを行います。
最近では顧客側で機械翻訳にかけた文書の修正やレビューを依頼いただく案件も増えてきていますが、いずれにしても機械翻訳により生じる不適切な翻訳や不自然さを修正するため、プロの翻訳者による人間の手が入ることは必要となります。
機械翻訳の精度は今後さらに向上していくことが予想されますが、人間による翻訳と比較して100%の品質に到達することがやはり難しいと考えられる部分が存在することも確かです。
例えば個々の文ではなく文書全体の構成や行間、さらには文書に含まれない諸事情なども汲み取って訳文に反映させること、単なる言語の変換ではなく文化的差異を意識し、必要に応じた表現の変更や省略・追加なども行うこと、文書の用途や分野、顧客の嗜好に応じて同じ単語や表現でも訳語・訳文を変えることなど、熟練の翻訳者による複雑な判断を完全に自動化することなどが挙げられます。
英語と他の欧米言語のように文法やバックグランドが似通っている言語間ならまだしも、日本語と英語など完全に異なる2ヶ国語の間でこういった翻訳を完璧に機械化することはさらに困難であると感じられます。
有効に活用すれば非常に便利なツールであることは間違いありませんので、機械翻訳をうまく使って作業時間の短縮・効率化を実現し、総合的に質の高いサービスをお客様に提供することは翻訳会社にとっても今後より一層重要になってくると思います。
一方で、どうしても人の手でなければ実現できないこと、いわば手触り感のようなものが必要となる部分も残り続けていくのではないでしょうか。
TMJではプロの翻訳者による翻訳で、「そのまま使用できる」高品質な翻訳成果物を提供することが強みです。しかしながら【よりスピーディーに】【より低価格に】といったように、お客様のニーズは多様化しております。
そのためお客様の同意を得た上で、機械翻訳とプロの翻訳者の双方を活用し、より早い納期対応と低価格を叶えるご提案も可能となっております。お気軽にお問い合わせ下さい。
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