イベントの通訳を依頼するには?種類別の選び方・費用の目安・手配の流れを解説

国際会議の開催が決まり、通訳を手配しなければならない——しかし、どの通訳方式を選べばよいのか、費用はどのくらいかかるのか、いつまでに何を準備すればよいのか、わからないことが多いという担当者の方も多いでしょう。
国際会議の通訳は、日常のビジネス会議とは異なる専門性と準備が求められます。適切な方式を選ばなければ会議の進行に支障が生じるほか、事前準備が不十分だと通訳品質に影響することもあります。
この記事では、国際会議の通訳を初めて手配する方に向けて、通訳方式の種類と選び方・費用の目安・依頼の流れ・会社選びのポイントまでを一気通貫で解説します。
目次
国際会議の通訳とは、2カ国以上の参加者が集まる会議や学術シンポジウム・サミット・政府間会議などの場において、異なる言語を話す参加者同士のコミュニケーションを仲介する業務です。
プロの会議通訳者には、高い言語能力に加えて、対象分野の専門知識・緊張や時間的プレッシャーへの耐性・マナーや場の空気を読む力など、複合的なスキルが求められます。
特に同時通訳は、相手の発言を聴きながら瞬時に訳出する作業を継続するため、一人が連続して対応できる限界はおよそ1時間とされています。このため、国際会議の同時通訳は原則として2名以上の通訳者が交代で担当します。
国際会議で用いられる通訳方式は主に以下の4種類です。それぞれの特徴と適したシーンを理解した上で、自社の会議に合った方式を選びましょう。
同時通訳は、話者の発言とほぼ同時進行でリアルタイムに訳出する方式です。通訳者は専用のブース内でヘッドフォンを通じて発言を聴き、マイクで通訳音声を送出します。聴衆は受信機(レシーバー)で自分の言語チャンネルを選んで聴くことができます。
同時通訳についての詳細は「同時通訳とは何か?求められる技能や必要となる場面」もあわせてご参照ください。
逐次通訳は、話者が一定の区切りごとに発言を止め、通訳者がその内容をまとめて訳す方式です。通訳者はメモを取りながら発言内容を把握し、区切りのタイミングで訳出します。
ウィスパリング通訳は、通訳を必要とする1〜2名の参加者に寄り添い、耳元でささやくように通訳を行う方式です。簡易通訳機材(パナガイドなど)を使用することで、複数名に対応できる場合もあります。
オンラインやハイブリッド形式での国際会議が増えた現在、Zoom・Microsoft Teams・Google Meetなどのオンライン会議ツールを活用した通訳も標準的な選択肢となっています。一部の参加者が現地、一部がオンラインで参加するハイブリッド形式にも対応可能です。
TMJ JAPANのオンライン通訳サービスについては「オンライン通訳」、ハイブリッド形式については「ハイブリッド通訳」のページもご参照ください。
以下の表を目安に、会議の規模・形式・時間に応じた方式を選んでください。
| 通訳方式 | 適した参加人数 | 適した会議時間 | 機材 | コスト感 |
|---|---|---|---|---|
| 同時通訳 | 大人数(目安:10名以上) | 長時間(1時間以上) | 必要 | 高 |
| 逐次通訳 | 少〜中人数(目安:10名未満) | 短〜中程度(〜4時間) | 不要な場合が多い | 中 |
| ウィスパリング | 1〜2名 | 短〜中程度 | 簡易機材のみ | 低〜中 |
| オンライン通訳 | 規模問わず | 短時間から対応可 | オンラインツール | 方式による |
通訳費用は、方式・専門性・拘束時間・通訳者の人数などによって大きく異なります。ここでは費用の構成と相場感を整理します。
TMJ JAPANでは以下の料金を目安として提示しています(税別・1名あたり)。
| 種別 | 同時通訳 | 逐次通訳 |
|---|---|---|
| ライトプラン | 対応不可 | 33,000円〜 |
| 国内半日プラン(4時間) | 65,000円〜 | 59,000円〜 |
| 国内終日プラン(8時間) | 110,000円〜 | 100,000円〜 |
| 海外半日プラン(4時間) | 120,000円〜 | 左記同額 |
| 海外終日プラン(8時間) | 200,000円〜 | 左記同額 |
通訳者の料金のほかに、以下の付帯費用が発生するケースがあります。事前に通訳会社に確認しておきましょう。
なお、通訳費用の詳しい相場については「1時間あたりの通訳相場は?通訳分野ごとに徹底解説!」もあわせてご覧ください。
初めて通訳会社に依頼する場合、何をどの順番で進めればよいかわからないことも多いと思います。TMJ JAPANでの標準的な依頼の流れを紹介します。
まず、以下の情報を整理しておくと、通訳会社との打合せがスムーズに進みます。
整理した会議情報をもとに、「通訳方式の種類と選び方」のセクションを参考に適切な方式を選びます。迷う場合は通訳会社に相談することで、最適な方式を提案してもらえます。
通訳者の手配には一定のリードタイムが必要です。TMJ JAPANでは通訳実施日の1ヶ月前を目途に発注いただくことを推奨していますが、3営業日前まで受付可能です(空き状況による)。見積もり段階では、料金だけでなく専門分野への対応可否や機材提供の有無も確認しましょう。
通訳者が事前に会議内容を把握することで、当日の通訳品質が大きく向上します。発表資料・議題・専門用語集などは、通訳実施日の1週間前を目安に共有することを推奨します。早いほど品質向上に繋がります。
通訳会社を選ぶ際は、単純に価格だけで比較するのではなく、以下の観点も確認することが重要です。
国際会議の内容が医学・法律・テクノロジー・金融など専門性の高い分野であれば、その分野での通訳実績がある会社・通訳者を選ぶことが品質担保の鍵です。実績事例や通訳者のプロフィールを確認するとよいでしょう。
現代の国際会議では、海外からの遠隔参加者がいるハイブリッド形式や、完全オンライン開催も珍しくありません。使用するオンライン会議ツール(Zoom・Teamsなど)に対応しているか、機材や配信エンジニアの手配も含めてサポートしてもらえるかを確認しましょう。
通訳会社を選ぶ際は、通訳者のスキルだけでなく、コーディネーターのサポート体制も重要な判断基準です。事前の要件確認から当日の現場サポート、終了後のフィードバックまで一貫してサポートしてもらえる体制が整っているかを確認しましょう。
TMJ JAPANでは、国際会議をはじめとするさまざまな場面での通訳サービスを提供しています。
国際会議の通訳手配でお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。専任の通訳コーディネーターが要件確認から見積もり・当日サポートまで一貫して対応します。
国際会議の通訳を手配する際のポイントを整理します。
国際会議の通訳手配でお悩みの際は、ぜひTMJ JAPANにお気軽にお問い合わせください。
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